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ONE CUSHIONワンクッション輸送

ONE CUSHIONワンクッション輸送

弊社では以前、北海道を出発してから滋賀県の栗東まで直行約36時間かけて馬を運ぶ長距離輸送方法を取り入れておりましたが、現在では業界大手の牧場が先駆けて行っていた通称「ワンクッション輸送」を採用しております。ワンクッション輸送とは、道中の牧場で馬を一旦降ろし、そこで馬を一旦休ませ、最終目的地へ運ぶ輸送方法のことです。

弊社は福島県にあるテンコー・トレーニングセンターという牧場と提携し、自ら中継牧場をお持ちでない牧場・オーナーの方の依頼でもワンクッション輸送が出来るように整備しております。

ワンクッション輸送では、通常北海道から福島県へ向かい、テンコー・トレーニングセンターで馬を降ろした後、半日ほど休ませてから再度関西へ向かいます。

馬の写真

なぜワンクッション輸送を
するのか

馬はもともと繊細で臆病な生き物です。狭さ・暗さ・揺れなどに敏感に反応し、大きなストレスを感じてしまいます。高いストレス環境におかれた馬は、調教やレースなどに支障をきたす恐れがあるため、輸送中は、精神的な不安に起因するストレスを減少させなければなりません。

また、輸送によって発熱する病気の総称である「輸送熱」にも留意する必要があります。ある調査では、馬を長距離輸送した際、輸送開始から18時間後には10%、24時間後には20%、到着時の26時間後には25%の馬が発熱を発症し、その後も右肩上がりに発症率が上がっていくという結果が出ています。そのうち、39℃以上の高熱を認めた症例は、輸送開始から18時間後以降に増加する事が明らかになりました。輸送熱の予防には、馬運車内を清潔に維持すること、輸送中の休憩はできるだけ長く、そして多くすることなどが重要であるとされています。

そのため弊社では、お預かりした馬をより安全に、良いコンディションを保ち続けることができるよう、輸送の中間地点であるテンコー・トレーニングセンターで一度馬を休ませる「ワンクッション輸送」を取り入れております。
(引用「育成場の輸送管理」:https://blog.jra.jp/shiryoushitsu/2019/05/post-ef28.html)

テンコー・トレーニング
センターとは

テンコー・トレーニングセンターは、全国屈指の規模を誇る民間による競走馬専用の育成・トレーニング施設として1993年に開場し、中央競馬・地方競馬を問わず全国の馬主、調教師および厩舎関係の皆さんに利用されています。

近年の競馬界においては、国際化が進行すると共にますます世界に通用する「強い馬」作りが求められてきました。これを現実のものとするためには、素質のある馬の生産は言うまでもありませんが、同時にソフト面・ハード面の両方を具備した本格的なトレーニング施設の存在が不可欠となります。

テンコー・トレーニングセンターはその要請を先取りした形で、1993年3月に競走馬のトレーニングに特化した施設として誕生しました。そして今日に至るまで、元騎手および厩務員を中核とし、心から馬を愛し、馬を知ろうとする純粋な意欲にあふれたスタッフのもと、ひたすら「強い馬」作りを探究し続けています。 また、開業当初からコンピュータにより徹底した馬体管理や飼料の配合、そして調教メニューの設定を実施し、科学的で総合的なトレーニングを行い、「10日でレースに出走できる」まで仕上がった競走馬を確実に送り出せる、安心して任せられる民間トレセンとして、高い評価を得ています。
(参考「テンコー・トレーニングセンター」:https://tenko-tc.jp/)

テンコートレーニングセンターの写真

ワンクッション輸送に関して
気をつけている事

弊社では、ワンクッション輸送に際し徹底した馬の管理体制を遵守しております。馬に対してストレスのより少ない輸送方法をはじめとして、突発的な馬の体調変化にも柔軟に対応できるよう、テンコー・トレーニングセンター専任の獣医師との綿密な連絡体制を築き上げ、常に馬の体調を優先した輸送方法にこだわり続けています。

特に、一時的に積み降ろしする際の馬の照合や馬体チェックはもちろん、馬房へ入れた後の馬房内の様子に細心の注意を払い、餌や水の与え方を逐次調節するなど、一頭一頭心を込めて、限りなく馬運車に乗せる前の状態そのままで目的地へお届けする事を忘れずに輸送に取り組んでいます。

また、ワンクッション輸送では基本的に輸送する馬の様子を見守るためドライバーは変更しません。仮にドライバーが変更となった場合も、馬の状態などの詳細な引き継ぎを徹底しており、安心してお任せ頂ける輸送体制となっております。

提携しているテンコートレニングセンターの詳細

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